先日このブログでも
ワタミについて取り上げましたが、これから就職を控えている人には「自分が勤めるところがブラック企業かどうか」は大変気になるところだと思います。
そもそもブラック企業とは何なのでしょうか。定義は曖昧ですが、簡単に言えば
「従業員を長時間労働で酷使する企業」ということになると思います。今や世の中の多くの企業では従業員のことを大切に考え、働く上で心身に負担をかけないようケアする企業が多い中で、ブラック企業はざっくり「就職するのにオススメできない企業」と言ってもいいかもしれません。
なお、ブラック企業に関するアンケートで「新卒者の3年後の離職率がどれくらいでブラック企業だと思うか」という問いに、学生側は「3割以上」という回答が多かったのに対し企業側は「5割以上」が多く、また「残業が何時間でブラック企業だと思うか」という問いには、学生側が「40~60時間」という回答が多く企業側は「100~120時間」という回答が多かったそうです。実際に普通の雇用環境で働いていると思う自分としては、企業側の認識が甘い、というよりは学生側がちょっとブラック企業について神経質になり過ぎている印象です。普通の企業でも残業50時間は珍しいことではありませんから。
さて、では自分がそのブラック企業に入らないようにするためにはどうすればいいでしょうか?
まずは、2ch等のランキングや企業一覧を参考程度に利用する手があります。自分が行こうとしている企業がリストに載っていれば警戒することはできますからね。
http://blog.livedoor.jp/syusyoku_katsudou/archives/34251646.html
http://p.tl/pCiV
ただ、もちろんそのようなリストはすべての企業を網羅しているわけではなく、またどこまで信憑性があるかはわかりません。最終的には自分で判断する必要がありますね。
次に、掲示板等のクチコミを見る方法もあります。社員や退職者などが書き込んでる場合も多くあり、参考にはなるでしょう。ただしこれも、不満がある社員の書き込みがメインですから、過剰にマイナスのバスアスがかかる可能性がありますので注意が必要です。
よって、求人情報の内容や、会社見学や面接などの場で、自分の目や耳で確かめるのが一番でしょう。
まずはブラック企業の特徴としては以下の様なものがあります(あくまでも例ですので当てはまるからといってブラック企業に該当するとは限りません)
・年がら年中新規採用募集をしている
・従業員数に対して、採用人数の比率が多い
・面接回数が少なく、通りやすい(やめることを見こして大量に採用)
・名札など従業員名を簡単に確認できるものがない(すぐに入れ替わるので作らない)
・採用通知や雇用条件を書面で通達しない(口頭のみで証拠を残さない)
・試用期間が長い(解雇しやすい)
これらについて当てはまるかどうか確認するとよいと思います。そして面接の際は色々と質問するチャンスですので、ぜひ積極的に聞きましょう。その際、ブラック企業の場合はとにかく大量に人を取ることを優先するため、企業側の準備がおろそかな場合もあります。面接官が以下の様な感じであれば注意が必要だと思います。
・ろくに履歴書に目を通していない
・面接官が質問をちゃんと考えておらず、考え込んでしまう
・実務の質問をすると「専門外だから」とお茶を濁す
・待遇面での細かい話に対して曖昧な回答をする
・精神論や根性論を語ってくる
これらの点を確認しつつ、気になる点はしっかりと聞くといいと思います。面接は企業がこちらを採点する場ですが、同時にこちからも「この企業が自分が入るにふさわしいかどうか」を見定める場です。変に就業条件について聞き過ぎて心象を悪くしないようになんて心がけていると苦しむのは自分ですから、しっかりと聞いて下さい。「残業時間は平均でどれくらいですか」なんて聞いて当然の質問だと思います。
なお、面接が複数回ある場合は、それぞれの面接官に同じ質問をして回答に矛盾がないかを確認するのも有効な手段かと思います。
以上、ブラック企業の見分け方について述べて来ましたが、残業時間が長くても良い企業はたくさんありますし、逆に良い企業でも不満に思う人は一定数います。要は自分がどう思うか、を最優先に考えるべきだと思います。
自分はプライベートを優先したいので残業はしたくないのか
、残業してでもやりたくなるようなやりがいのある仕事がしたいのか、今一度志望動機をしっかりと見直して、会社を選定して行くことが必要だと思います。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
2014-05-06 16:58
nice!(1)
コメント(0)
トラックバック(0)
共通テーマ:仕事
コメント 0