大阪で、生徒に「殴ってみいや」と挑発されて殴ってしまった先生が懲戒処分されたというニュースがありました。これだけ見ると、そりゃそうだろ、と一瞬思いましたが、ちょっと詳しく見て「そんなにひどいか?」と思うと同時に、そもそも体罰かそうじゃないかの基準って何なんだろう、とふと思ってしまいました。
このニュースですが、その
生徒は職員室に涼みに来ていたそうです。これに対して先生は「用事がなければ出て行け」と言いました。ここまでは至極当然ですよね。ただ、その時に「出ていかなければ殴るぞ」と言ったそうです。これは「ん?」と思う部分もありますが、これはその場の雰囲気がわからないと一概には何とも言えないですよねぇ。確かに言わない方がいい言葉だとは思いますが、まぁ話し方次第ですよね。というか、この時点までで悪いのは生徒の方なので、それで出ていけば何も問題はないわけです。
ところが、それに対して
「殴ってみいや」と顔を差し出したとのこと。はい、ちょっとやり過ぎですかね。ただ、冗談であれば何でもない日常の1シーンでもあります。続いて、「顔じゃなくてボディだ」と返す先生に、腹筋に力を入れて構えたとのこと。冗談の続きなら僕なら軽く殴りますね。その先生も同じことをしました。
しかし生徒は
「効けへんわ」とさらに挑発したため、もう一発強めに殴ったら全治10日の打撲を負わせてしまったというのが全貌です。先生は「遊びを通じて出ていかせようと思った。 体罰との認識はなかった。」と話しているそうです。
はい、まずこの「全治10日」ですが、どの程度なんでしょうかね。突き指とかでもそれくらいはかかるでしょうから、個人的には「大したことない」という印象を持ってしまいます。そもそもちょっと腹を強く殴ったくらいでそれだけの怪我を負うというのがちょっと信じられません。
子供が親に「今日先生にどつかれた~」と冗談で言って、親が「何?それは問題だ!病院に行って診断書もらってこよう!」という流れ、怖いですよね。
さて、ここで体罰の定義って何なんでしょう?ウィキペディアで調べると、「明確な定義はない」そうです。が、「スキンシップと解せないものについては、暴行罪や傷害罪(死亡した場合は致死罪)となる。」という記載があります。つまりスキンシップ以外は肉体的苦痛を与えてはいけないわけですが、逆に
スキンシップと捉えられれば良いわけですよね。
今回の事件におけるやりとりが冗談なのか本気なのかはわかりませんが、軽いど付き合いまでし辛くなるような状況にはなってほしくないですね。この手のニュースに過敏に反応し過ぎなような気がしています。
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2014-05-02 07:36
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