子供の入学式に出席するため、担任を受け持つ教師が入学式を欠席した問題が話題になっていますね。
巷の意見は擁護派と反対派で割れていて擁護派の方が多数のようです。
それぞれの意見はこんな感じです。
①擁護派
「彼女は許可を得てそうしたわけだから、周りがとやかく言うべきではない」
「子供の入学式にも参加できない公務員は“ブラック企業”ではないか」
「プライベートな行事を優先して休んだことを批判するのは、社会全体にプライベートな事情で仕事を休むことを萎縮させる効果を持つ」
②反対派
「公務員は全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない」
「有給休暇は認められるべきだが、入学に担任が欠席とは。TPOはあるだろう」
「生徒にとっての入学式の意味をわかっていない」
個人的には断然反対派です。
教師という職業は高い倫理観を求められるものだと思うからです。入学式のような重要なイベントに参加するのは、教師の重要な責任だと思います。
最近の話題を例に出せば、韓国の船沈没事件で船長がまっ先に逃げるべきではなかったですよね?あるいはもしオリンピック代表選手が決勝まで進んで、息子の入学式のために決勝戦を辞退したらどう思いますか?
もちろんこれは極端な例ではありますが、学校の入学式というのは教師にとってそれだけの意義があるものだと思うのです。ましてや公務員であれば私よりも公を重んじる覚悟ができていなければならないのではないでしょうか。
そもそも、逆に「息子の入学式よりも自分が担任を勤める学校の入学式を優先した」という話であれば責める人もそんなにいないのではないでしょうか?むしろこちらが常識的なのだと思います。
法律として問題なければすべて許されるというものではありません。生徒のためにも教師は誇り高く在るべきものだと思います。ブラック企業を例えにするような変な煽りに乗って議論の本質を取り違わないようにしたいものです。
スポンサーリンク
2014-04-22 01:18
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
共通テーマ:ニュース
コメント 0